睡眠障害対処12の指針③
睡眠障害対処12の指針の続きの内容になります。
過去の記事は上記からお読みいただけます!!
⑨睡眠中の激しいイビキ。呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
睡眠と関連して起こる身体の病気により、夜間の不眠、それにより引き起こされる日中の眠気が起こることがあります。
こうした場合は睡眠障害の専門的治療が必要となります。
睡眠時無呼吸症候群は激しいいびきと睡眠中の頻回の呼吸停止、呼吸再開に伴う覚醒を繰り返す疾患になります。
このために深い睡眠を安定してとることが出来ず、夜間の不眠あるいはこれによる日中の過剰な眠気が出現します。
むずむす脚症候群は夜、入床してから数時間にわたってじっとしていると足がむずむずしたりほてったりして
その不快な感覚のためになかなか寝付けないという状態を呈する疾患になります。
⑩充分眠っても日中の眠気が強いときは専門医に
充分な睡眠時間をとるようにしても日中の眠気が改善しない場合は睡眠障害の専門医の受診と
眠気に関する精密検査が必要となります。
なかにはナルコレプシーに代表される過眠症という病気が隠れている場合があります。
⑪睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
睡眠薬代わりにアルコールを使用すると、寝つきはよくなるが、夜間後半の睡眠が浅くなり
中途覚醒が増えるために睡眠の質的悪化を招くことになります。
また連用すると容易に慣れが生じ同じ量では寝付けないために使用量が増加していきます。
睡眠薬代わりの寝酒では通常の飲酒と比べて摂取量が急速に増加しやすく
アルコールの過剰摂取による精神的。身体的問題が起こりやすくなります。
⑫睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
睡眠薬について誤った認識が広がってきており
「睡眠薬を使うとボケる」
「癖になってだんだん量を増やさないと効かなくなる」
「寝酒のほうが安心」
といった意見が多く寄せられます。
近年のお薬は正しく使用されればアルコールよりも安全な薬剤になっています。
睡眠薬服用の注意点としては服用後はおよそ30分ほどで床に就くこと
そしてアルコールと併用しないことが大切です。
また、不眠が改善していないのにも関わらず自己判断で急に服用を中断するとかえって
不眠が悪化してしまうこともあります。
睡眠薬の減量は睡眠薬で良好な睡眠を得られるようになり睡眠に対する
自信をつけてから徐々に行いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ご自身でもいろいろと眠りにつくまでに試されて
それでも効果が出ない場合には一度HANAReにご相談ください。