自律神経を整える食事と栄養: HANAReのアプローチ
HANAReは睡眠をコンセプトとした施設となっておりますが
行っていることは自律神経に対してのアプローチとなっております。
今回は自律神経が乱れる4つの要因と自律神経が乱れないために
摂取していただきたい食事と栄養についてご説明いたします。
自律神経が乱れる4つのストレス
自律神経が乱れる原因に以下の4つのストレスが関係しています。
①精神的ストレス
②構造的ゆがみのストレス
③化学的ストレス(食事・栄養)
④温度、湿度のストレス
4つのストレスが全体的に上がってしまったり、何か一つのストレス量が許容量を超えてしまうと
うつ病や自律神経失調症をきたしてしまうと言われております。
精神的ストレスとはいわゆるストレス(心因的な)になります。
構造的ゆがみストレスとは、頭蓋骨や背骨、内臓の位置など自律神経が多く出ている部位にかかるストレスの事で
化学的ストレスは栄養面の不足によって起こるストレス
温度・湿度のストレスは低気圧や極端な寒暖差や多湿などによって起こるストレスです。
今回は③化学的ストレスを防ぐために摂取したい栄養素とその栄養素を多く含む食材についてご紹介いたします。
自律神経の乱れを防ぐための栄養・食事
ビタミンA
ビタミンAはストレスに抗うために重要な副腎ホルモンというホルモンの原料となるため、ストレスを多く感じている方や、うつ病、自律神経失調症の患者様には積極的に摂取していただきたい栄養素です。
<ビタミンAが多く含まれる食材>
にんじん、レバー、うなぎ、モロヘイヤ、かぼちゃ、ほうれん草
ビタミンB1
ビタミンB1は神経的ビタミンとも言われ不足すると集中力が欠けたり、異常な眠気を起こしたりします。
不足するとイライラなども起こり精神的に不安定になるためうつ病や自律神経失調症の患者には多く摂取していただきたい栄養素です。
<ビタミンB1が多く含まれる食材>
玄米、納豆、豚肉、レバー、大豆、マグロ、アスパラ、ほうれん草、かつお、さんま、鶏ささみ、サバ、鮭、あさり、いわし、チーズ、しじみ、たまご
カルシウム
マグネシウムと一緒に働き、心臓のリズムを整える役割があり、不足すると不整脈が起こりやすくなります。
カルシウムは筋肉全体に関係するため、不足すると痙攣なども起こりやすくなります。
<カルシウムを多く含む食材>
海藻類、大豆、チーズ、ヨーグルト、しらす、ひじき、豆腐、牛乳
※牛乳のカルシウムは人間はあまり吸収できないとされています
マグネシウム
マグネシウムは神経の高まりを抑える働きがあります。不足するとイライラや精神の不安定感が起こります。
その他にも、吐き気や嘔吐、眠気、震え、食欲不振なども起こりやすくなるため、うつ病や自律神経失調症の人は積極的に摂取しましょう。
<マグネシウムが多く含まれている食材>
大豆製品、ひじき、昆布、アーモンド、納豆、ココア、そば
鉄
鉄が不足すると疲労や息切れを引き起こします。
また食欲不振にもつながります。うつ病や自律神経失調症は食事が摂れない(食欲がない)方が多いのでやはり必要な栄養素といえます。
<鉄を多く含む食材>
レバー、ほうれん草、ひじき、しじみ、うなぎ、あさり
亜鉛
亜鉛は脳の神経伝達物質を作るため、足りなくなると精神的不安定症状が出現します。
亜鉛は現代人は欠乏症になりやすいためサプリメントなどでも摂取するように心がけましょう。
<亜鉛が多く含まれる食材>
レバー、貝類(牡蠣など)豆類
以上が自律神経の乱れや不調を防ぐために摂取していただきたい栄養素と食材になります。
自律神経の問題はHANAReにご相談ください
今回のブログでは主に自律神経に良い栄養や食材についてご説明いたしました。
しかしながら、前述の通り自律神経の乱れには4つのストレスが関係しており
残念ながら食事や栄養面だけで自律神経の症状をすべて改善させることは出来ず
最終的にはこの4つのストレス量を相対的に減らしていく必要性があります。
HANAReでは主に①精神的ストレスに対しての介入を行っておりますが
②構造的ゆがみストレスに関しましては系列の茗荷谷クラーレ鍼灸整骨院でおこなっております。
グループとして根本的に自律神経に対してアプローチできる環境が整っております。
自律神経の症状でお悩みの方は是非、HANAReに一度ご相談ください。