日本人は睡眠不足
先日9月3日は関係団体が定める「睡眠の日」でした。
経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本は先進国の中で、睡眠時間が最も少ない平均7時間22分でした。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は、男性が37.5%、女性が40.6%となっています。日本人の睡眠不足により経済損失も大きく、様々な計算がありますが、約15~18兆円と、GDP比で3%にも達するとされています。メジャーリーガーの大谷選手が長い睡眠時間を確保しているニュースもあり、睡眠時間の確保が必要だと従来よりも指摘されています。そんな中、厚生労働省は、来年度から睡眠時間を増やすための計画も始めようとしていて、日本人の睡眠不足解消への取り組みが行われようとしています。
十分な睡眠時間は人によって異なります。20代後半であれば6~8時間は必要とされ、睡眠は量を確保することが1番大切になるとも言われています。厚生労働省の調査においても、ほぼすべての世代で、睡眠による休養を十分に取れていないと答えた人の割合が増えています。また、精神的な問題から寝つきが悪かったり、寝ても途中で起きたりするなどの睡眠障害に関する悩みを抱えている人も多くいます。どれくらい睡眠時間が確保できると調子が良く生活することができるのかを知っておくことで、確保したい睡眠時間に合わせた生活を送ることができます。
正しい睡眠に関しては厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014睡眠12箇条」を参考にしてみてください。
睡眠をすることで脳の記憶処理を助けたり、気分を良くしたり、集中力や代謝もよくなります。その他にも脳内の老廃物の除去を助けるとされています。しかし、質の悪い睡眠が長期間続いてしまったり、睡眠時間の確保ができていなかったりすると、健康に深刻な影響を及ぼします。就寝前のスマートフォンなどのブルーライトを発する電子機器の使用を避けたり、起床後すぐ光を浴び、メラトニンというホルモンの分泌を促し、心身のバランスを整えたりして質の良い睡眠をとれる工夫をしましょう。また、最近では呼吸や脈拍、睡眠の深度などを計測してくれるアプリや時計が増えています。自分の睡眠を見つめ直し、規則正しい睡眠が取れるように活用すると良いでしょう。
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