5月病で眠れない
今日で5月の連休日も最終日。
明日からは通常通りの日常生活が再開されます。
すでに気分も少し憂鬱な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最近は祝日のない6月に症状が出るかたもいるので6月病なんて言い方をすることも増えてきましたが、この時期に体調を崩す5月病と睡眠について、また眠れないときに行っていただきたい施作などをご紹介いたします。

5月病とは
5月病は正式な医学用語ではありません。
医学的な診断名がつくとしたら、適応障害やうつ病などが診断名としてつきます。
そんな5月病は心身に様々な不調を及ぼしますが、主な症状は以下のようなものが挙げられます。
精神的な症状
- 憂うつな気分、気分の落ち込み: 何をするにも気が進まない、楽しくないといった感情が続く。
- 意欲の低下: 仕事や勉強、趣味など、これまで関心を持っていたことへの意欲がなくなる。
- 倦怠感、疲労感: 身体がだるく、疲れやすい。十分な睡眠をとっても回復しない。
- 集中力・思考力の低下: 物事に集中できず、考えがまとまらない。
- 不安感、焦燥感: 理由もなく不安になったり、イライラしたりする。
- 無気力、脱力感: 何もする気が起きず、ぐったりとしてしまう。
- 悲観的に考える: 物事を悪い方向に考えがちになる。
身体的な症状
- 睡眠障害: 寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたり、朝早く起きてしまったりする。
- 食欲不振: 食欲がわかない、または逆に食べ過ぎてしまう。
- 頭痛、めまい: 慢性的な頭痛や、立ちくらみのような症状が出ることがある。
- 動悸、息切れ: 胸がドキドキしたり、息苦しく感じたりする。
- 腹痛、吐き気: 胃腸の調子が悪くなる。
- 身体の痛み: 原因不明の関節痛や筋肉痛などが現れる。
5月病でなぜ眠れなくなるか?
5月病で眠れなくなってしまう要因には以下のことが挙げられます。
・精神的ストレス
・ホルモンの影響
・生活リズムの乱れ
4月は新しい環境での緊張やストレスにより、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
そんな状態で5月の連休が明けると嫌だなという気持ちがストレスとなり抗ストレスホルモンが体内では活動します。抗ストレスホルモンはストレスに対して抗う(戦ってくれる)ホルモンになりますが、抗ストレスホルモンには交感神経を過剰に働かせる作用があります。
活動モードである交感神経が優位な状態が続くと、夜になってもリラックスできず、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
また自律神経は気圧や気候、湿度の影響も受けるため春から初夏にかけての気温や気圧の変動も、自律神経のバランスを乱す要因となり、睡眠に影響を与えることがあります。
良い睡眠を取るために
5月病による睡眠障害はなかなか眠りにつけない入眠困難や
入眠はできても夜中に目が覚めてしまいそこからなかなか眠りにつくことができない中途覚醒など様々です。
5月病で睡眠の障害は発生した際にまず試してみていただきたいのが下記の施作です。

こちらはHANAReに睡眠のお悩みでご来院される方にまずはお話ししている内容になりまして
アメリカの論文を翻訳したものになります。
入眠が困難な場合は寝よう、寝ようとするとかえって寝れなくなってしまうケースが多いため
そんな時は思い切って一回ベッドから出て眠くなってからベッドに戻ることをオススメします。
5月病を発症される方は連休中に夜更かしやお昼頃まで寝るなど普段の睡眠時間と異なる生活習慣で過ごししまった方がなりやすい特徴があります。
そのような過ごし方をされた方は、平日も週末も同じような生活をしてなるべく早くもとの生活習慣に戻すように心がけましょう。
その他HANAReでは良い睡眠を取るためのナイトルーティンなどお一人お一人の睡眠のお悩みにあったアドバイスをさせていただいております。
睡眠でお悩みの方はHANAReに一度ご相談ください。