適切な睡眠時間とは?
近年、日本人の生活スタイルは夜型化し睡眠時間が確実に減少してきています。
5年後ごとに実施されているNHKの国民生活時間調査によると
1960年に8時間13分あった睡眠時間は2020年では7時間12分となり
1時間以上も減少しています。
国際的に見ても日本人の睡眠時間は短く、経済協力開発機構(OECD)の調査報告2019で
33か国中最も短いことが明らかとなっています。
以前は最低でも8時間は睡眠を取ったほうが良いと言われていましたが
最近では必要な睡眠時間は人によって異なるとされてきています。
今回は自分がどの程度の睡眠時間が必要かどうか把握すれば良いのかの方法をご紹介させていただきます。
眠気尺度と睡眠尺度
HANAReではドライヘッドスパの施術前に睡眠に関しての問診表の記載をしていただいております。
最近ではウェアラブルデバイスなどデジタルの進化により睡眠を数値化することも可能となってきましたが、HANAReをご利用いただくお客様からも実際の数値よりも睡眠がしっかりとれている感じがしないなど、数値と自覚症状とのギャップが多いためHANAReは5つの項目に分けて問診表の記載をしていただき、ご自身の自覚症状を数値化しています。
その5項目のうちの1つにエプワース眠気尺度とアテネ不眠尺度という
医療機関でも用いるテストを採用しています。
エプワース眠気尺度は日中の眠気の程度を調べる質問票になります。
以下の8つの質問に答えて合計点を算出いたします。

評価基準として11点以内であれば正常範囲であり比較的良く睡眠が取れているという解釈になります。
アテネ不眠尺度(AIS)は不眠の重症度を評価するための自己評価ツールであり
世界保健機関(WHO)が中心となって作成されており世界共通の基準として活用されています。
過去1ヶ月間に少なくても週3回以上経験したものを4段階から選択し合計点から症状の重症度を判断します。

5点以上がカットオフ値となり、6〜9点で軽症、10〜15点で中等症、16〜24点で重症に分類されます。
普段のご自身の睡眠時間を7時間としエプワース眠気尺度で11点以下、アテネ不眠尺度(AIS)で5点未満れあれば良い睡眠が取れていると判断します。
逆に7時間の睡眠をとっているのにも関わらず点数が上回るようであれば睡眠時間が足りていないと判断いたします。
それぞれの点数は睡眠時間だけではなく睡眠の質の影響も受けるため、一概に睡眠時間が足りていないという
解釈には至らない点もございますが、ご自身に合った睡眠時間が現在取れているのかの判断になるかと思いますのでぜひお試しください。
HANAReでは医療系の国家資格者が睡眠のアドバイスや睡眠に陥りやすい環境下で施術を行い
より良い睡眠を取るためのサポートをさせていただいております。
睡眠でお悩みの方が一度HANAReにご相談ください。