天候・気圧がもたらす体調の変化
「気圧の変化で頭痛がひどい」
「曇りや雨の日になると身体の調子が悪くなる」
などの悩みや不調を感じている人は少なくないと思います。
気圧や天候で体調の変化がみられるのは、気象病・天気痛の可能性があるかもしれません。
今回は、天候・気圧の変化による自律神経の関係について説明します。
気圧と自律神経
気圧は、空気による圧力のことで、人は常に全方位から気圧の影響を受けています。人は、受けている気圧と同じ力で身体の内側から押し返して生活をしています。気圧を押し返そうとコントロールする機能が内耳(耳の奥の部分)にあり、気圧の変化をセンサーのように感じ取って脳の中枢にある自律神経に伝えています。天候や気圧の変化で体調が悪くなったり、古傷が痛んだりする方は、自律神経が大きく関係していて、センサーでキャッチした情報が交感神経を活性し、アドレナリンを分泌させ痛みを感じる神経を興奮させてしまうため、体調不良になってしまいます。
気圧は、大気の状態によって上下していて、その変化が気象病や天気痛に大きく関わっています。気圧の急激な変化は、人に強い緊張やストレスを与えるため、身体はそれに抵抗するため自律神経を過度に活性化させます。自律神経には、身体を活発にさせる交感神経と、身体をリラックスさせる副交感神経があります。気圧の変化による強い緊張やストレスは、このふたつの自律神経の切り替えをうまくできなくするので、様々な体調の不調へとつながってしまいます。
気圧の変化による影響を受けやすい人の特徴
耳が敏感な人は、内耳が気圧の変化を過剰に脳へ伝えるため自律神経の乱れを起こしやすくしてしまいます。また、乗り物酔いしやすい人も、揺れにより内耳が反応し、常に自律神経に気圧の変化が伝わり、気象病や天気痛が生じやすくなります。
対策
気圧による体調の不調は、日常生活にも支障をきたします。気圧の変化にも対応するため以下のことを行うようにしましょう。
- 起床後に朝日を浴びる:セロトニン(心身のバランスを整える)の分泌を促すため
- 朝食、水分をしっかりとる:胃腸の働きをよくする、エネルギーチャージ
- 耳のストレッチ:両方の耳たぶを軽く横に引っ張り、5~10秒くらいで離すのを2回繰り返します。 また、両方の耳たぶを前・後ろ・斜め・上下に回すことを3回繰り返します。
- 肩こりのエクササイズ:両手で「前ならえ」の体勢をとり、息をゆっくり、深く吸いながら右手を上に持ち上げ、同時に左手を下げ、両手の角度が180度になるようにします。次に息をゆっくり、大きく吐き出しながら、「前ならえ」の状態に戻し、左右の手を逆にして同じ動きを繰り返します。
HANAReでの施術
HANAReで行うドライヘッドスパは、副交感神経を優位にすることを目的とした施術となっています。乱れてしまった自律神経のバランスを整え、天候や気圧の変化によって起こる体調不良にも効果的な施術となります。天候や気圧による体調の変化にお悩みをお持ちの方は是非一度ご相談ください。