ニキビについて
10代~30代にかけて多いお肌トラブルのひとつにニキビがあります。
ニキビは、皮膚の病気のひとつとされていて、軽症であっても跡になって残ってしまう可能性があります。早期解決のためにも原因や対策について知ることが大切です。
ニキビのでき方
正常なお肌の場合、ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)によって古い角質は剥がれ落ちます。何らかの原因によってターンオーバーが乱れると、毛穴に角質がたまり、詰まらせてしまいます。毛穴がふさがれると皮脂が肌表面に出ることができず、毛穴の中に蓄積されます(白ニキビ)。皮脂は、もともと毛穴の中に常在するアクネ菌の栄養となり、アクネ菌を増殖させてしまいます。アクネ菌は増殖することで炎症を起こし、赤いニキビになります。
ニキビのできる原因
ニキビのできる原因は様々です。食事や運動などの生活習慣のほか、ストレスなど日々の生活の中でニキビができやすくなる要因は多くあります。
- 食事
脂質の多い食べ物やアルコールの過剰摂取は、皮脂の分泌を増やします。偏りのある食事をすることは、肌トラブルの原因となってしまうので五大栄養素を意識したバランスの良い食事を心がけましょう。
- 生活習慣
睡眠不足や運動不足は、ニキビをできやすい体質にしてしまいます。疲労の蓄積をしないようにしっかりと睡眠をとること、適度な運動をすることが自律神経のバランスを整えることに繋がります。
- ストレス
ストレスは、自律神経のバランスを乱し、ホルモンバランスを崩してしまいます。ストレスは知らず知らずのうちにかかってしまうので身体をリラックスさせたり、気分転換をしたりしてストレスをためない工夫をしましょう。
- 紫外線
紫外線を受けることでアクネ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまったり、メラニン色素が増加し、茶色いニキビ跡ができやすくなってしまったりします。
- ホルモンバランス
男性ホルモン(テストステロン、アンドロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の増加が皮脂分泌を過剰にし、ニキビができる原因となります。生活習慣の乱れが原因と考えられるので規則正しい生活を心がけましょう。
ニキビを治すには
- 正しいスキンケア
皮脂の汚れによる毛穴の詰まりはニキビの原因です。特に思春期は皮脂が多く分泌されるため、肌を清潔に保つケアが大切になります。洗いすぎは逆に皮脂を過剰に分泌させてしまうので1日2回を目安にしましょう。また、化粧水や乳液などを使って保湿もするようにしましょう。
- 生活習慣の見直し
栄養バランスのとれた食事、適度な運動、睡眠不足やストレスの蓄積を防ぐなど、規則正しい生活習慣への改善をしましょう。
鍼灸には、自律神経のバランスを整え、体質の改善をする効果があります。鍼は身体の内側からアプローチをするため、筋肉や真皮層にも直接刺激を与えることができます。筋肉の緩みは、血行の改善につながりニキビ予防に効果的です。また、鍼によって肌を傷つけることで自然治癒力が向上し、ターンオーバーが正常化・活性化します。ターンオーバーが整うことでニキビの改善につながります。
ニキビは、様々な原因で起こるため、人それぞれにあった改善方法があります。美容鍼に関しても肌の状態を確認し、何が原因かを見極めて施術させていただきます。ニキビでお悩みをお持ちの方は是非一度、ご相談ください。